本記事は、日本橋出版様とのラジオ〝後編〟の対談記事です。
〝前編〟の対談記事も投稿しておりますので、よろしければご覧ください。
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司会:
それでは、先週に引き続き本日お話を伺うのは『失敗の手紙 ~二十歳の俺から、未来の僕へ~』の著者・片山翔太さんです。今週もよろしくお願いいたします。
片山:
よろしくお願いいたします。
成功体験って、なぜ大事?

司会:
先週は「一歩踏み出す勇気」を中心にお話を伺いました。〝情報収集〟や〝小さなゴール設定〟の話も出ましたよね。今日はその流れで「成功体験」について深掘りしたいと思います。
前回、営業の例で「会社の目標=10件成約」に対して、個人の行動目標として「まず3社に製品説明を聞いてもらう」を置く、という話をしました。ここから少し広げて……。
〝他人の期待や社会的評価〟を追いかけすぎると、かえって自分の成功体験を阻害することがある、と本の中で触れられていましたよね? 他人の評価軸ではなく〝自分の中の基準〟で成功を定義する重要性、どう考えていますか?
片山:
一言でいえば、「自分の行動でコントロールできるから」です。
僕は自分なりの成功を〝失敗を覚悟で一歩踏み出し、100%やり切れたか〟で定義しています。これは自分の行動次第で変えられる。
一方で、たとえば〝プロ野球選手になれるかどうか〟を成功の定義にすると、スカウトの評価や運・環境に左右されてしまう……。だからこそ自分の定義を持っておくのが大切だと思います。
もちろん、会社の結果目標から逃げるという意味じゃありませんよ?
「結果を見ない」という前提ではない。「その上で、自分の行動目標も持つ」という感覚です。
司会:
なるほど。ビジネスだと〝成果目標〟と〝行動目標〟って言い方をしますよね。
成果(契約10件)は自分で完全にはコントロールできないけど、行動(10社ノックする)は自分で握れる。片山さんは後者に重きを置くタイプ、と。
片山:
そうですね。まさに行動目標重視のタイプだと思います。
司会:
〝他人の期待〟と〝自分の成功〟のズレもありますよね。
親が「有名大へ!」「大企業へ!」と期待して、当人は実は芸術家志望……みたいな。親の期待に応えても「自分の成功感」には近づかないケース、結構ありそう。
片山:
あると思います。めちゃくちゃ多いシチュエーションじゃないかな……。
他人の期待に応えて心から満足できる人もいるとは思いますが、そう多くはない気がします。ベストは“自分も満足・周りも満足”。でもスタートはやっぱり「自分がどうしたいか」です。
「認知外の挑戦」ってなに?

司会:
本の中に出てくる「認知外の挑戦」という言葉、気になりました! どういう意味合いですか?
片山:
簡単に言うと「自分が今まで経験してきた領域の外に出る挑戦」です。
ずっと野球をやってきて“プロを目指す”のは“認知内”の挑戦
そこから、身につけた根性やチームワークを活かして“起業する”みたいな、ガラッと領域を変えるのが“認知外”
これ、めちゃくちゃ勇気いりますよね……!
司会:
確かに不安ですよね……。その不安を乗り越えるコツって?
片山:
(先週とも重なりますが)やっぱり“情報不足”が不安の元凶だと思います。
例えば「ニューヨークに住みたい!」と思っても、僕は海外経験ゼロなので、まず何から始めればいいのか分からない(笑)。パスポート、ビザ、地域、仕事、チケット……。
“次に何をすればいいか”が分からない状態が、1番不安。逆に、手順が見えたら不安はだいぶ小さくなります。
司会:
経営者の方がよく言う「最悪パターンを具体化する」って、効きますよね。
“最悪でもこのダメージ”がイメージできれば、「刀で斬られるわけじゃないし……」と腹が括れる(笑)
片山:
分かります!
“最悪を想定して受け入れる”
それができると、怖さはかなり和らぎます。
家族が路頭に迷うレベルのダメージが予見できるなら、そこで立ち止まる判断も必要。でも、そんな事態はそうそう起こらないはず。
直感は信じていいの?

司会:
本の中に“直感に従った大きな決断”の話も出てきます。直感って、信じていいんでしょうか?
片山:
僕の実感では……だいたい合ってると思います(笑)。
“作家になりたい”と思ったことは何度もあったけど、“ダンサーになりたい”は一度もない。向き・不向きって直感で分かる部分がある。
実際、本を出して「読んで良かった!」という感想をいただけた。文章は多少なりとも向いていたのかな、と。
司会:
“勘”と“直感”は違いますよね。コインの裏表当ては“勘”。
一方、台風被害の修理を長年やってきた職人さんが、電話の状況だけで原因を“直感的に”当てるのは“経験に裏打ちされた直感”
情報や経験のインプットがあるほど、直感は精度が上がる、という理解で良さそうです。
片山:
同意です! 何の前提もなく「直感だから」と決めるのは、ただの勘になっちゃうかもしれませんね。
僕もブログやライター仕事など“書く経験”があったから、作家への直感が働いたのだと思います。
諦めない自分をつくる“環境設計”

司会:
困難があっても“やり続ける”には、どうすれば?
片山:
“諦められない環境”を先に整えるのが大事だと思います。
人は誰しもツラいと逃げたくなる生き物……僕もです(笑)
だから、出版の過程では“一緒に仕事している人たち”に真面目に宣言しました。「絶対に出版します!」って。
言った手前、やらないとカッコ悪い……(笑) つまり、諦めると自分にマイナスが返ってくる仕組みを先に作る。これ、効きます!
司会:
“後戻りしづらい仕組み化”、ですね。
片山:
そう、かっこよく言うとそうです(笑)
「成功体験だけが自分を変える」と言い切る理由

司会:
「失敗も大事」という意見もあるなかで、本では「成功体験だけが自分を変える」と強く言い切ってますよね。なぜですか?
片山:
“勘違いできる”から、です。
成功って、たいてい自分ひとりの力じゃない。運や助けが重なって成り立つ。でもそれでも、「自分はやれた!」という“勘違いの自信”が手に入るんです。これが次の一歩を押し出してくれる。
たとえば僕は、出版日の7月10日に地元・愛知で手売りイベントをして、結果的に350冊売れました。インフルエンサーから見れば小さな数字かもしれないけど、無名の初版作家としては十分“成功体験”
家族、友人、先生……多くの支えがあっての結果。でも、“勘違いの自信”は確かに残った。7月10日以前の自分より、今の自分は明らかに自信に満ちています。
司会:
だからこその“成功体験”推し、なんですね!
片山:
はい!
最後に:自分の人生を“自分の力で描く”ために

司会:
本の中の言葉で「自分の人生を自分の力で描く勇気」というフレーズがありました。最後に視聴者の方へエールをお願いします!
片山:
小さな目標を設定して、情報をしっかり集めて、粘って達成する——。
このサイクルが一回まわれば、“勘違いの自信”が必ずついてきます。
まずは、たった1つでいい。“最初の小目標”を達成するところまで、一緒に粘りましょう!
司会:
ありがとうございました!
2週にわたり『失敗の手紙 ~二十歳の俺から、未来の僕へ~』の片山翔太さんにお話を伺いました。書籍は全国書店・ネット書店で発売中です。ぜひお手に取ってみてください!
片山:
ありがとうございました!



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