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クリストファー・コロンブスのしたことは?新大陸を発見した男に学ぶ「光と影」

偉人から学ぶ

コロンブスは何した人?どんな人?

あなたは卵を立てられるか?

さぁどうでしょう。

今、あなたの目の前に卵があったとして(ゆで卵にしましょうか)、縦向きに立たすことはできますか?

 

………タイムアップ!

どうしても横向きにゴロンと転がってしまいますよね。だって丸いんだから。

では、コロンブスはどうしたと思いますか?

 

割ったんです。

卵の底面を少し割って、立たせたのです。

 

「えー!ズルい!」と思いましたか?

僕は思いました(笑)

この話は後にコロンブスの卵と伝えられ、この記事を読んでいるあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

彼はある宴の席で、「新大陸を見つけたらしいが、所詮船を西に進めただけだろ?」とバカにされ、

その際、コロンブスはその客たちに「卵を立てられるか?」と挑戦し、誰一人立てられない中、卵の底を軽く割って立てたのです。

これは、「誰もができそうなことでも、〝1番初め〟にやるのは知恵と勇気がいる」という教訓を意味しています。

 

こんな感じで、僕は最近、クリストファー・コロンブスの本を読んで、彼の生き様に深く感銘を受けました。

しかし、彼は「探検家」という一面ではありません。

日本人の多くはコロンブスのことを新大陸発見の英雄と認識していますが、実はアメリカの先住民の間では奴隷貿易の生みの親、悪の象徴として恐れられています。

実際、10月第2月曜日を「コロンブス・デー」と祝われていましたが、昨今では「アメリカ先住民の日」とする州もあるようです。

そんな彼の生き様、成功、そして成功の〝裏側〟から現代の僕たちが学べることがあると思ったので、それを本記事でお話していきますね。

(※毎度のことながら念のため……。僕は歴オタでも、世界史の先生でもありません。本記事はあくまで〝エンタメ〟。自分なりに調べて書きますが、詳しい功績や年号等を知りたい人(特に受験生)は、教科書を信じてくださいね。笑)

また、最後にも紹介しますが、僕は以下の学習漫画でコロンブスについてのザックリとした概要を学びました。とてもわかりやすく、子ども心を思い出せるのでおすすめです♬

ただ、どちらかというと「子ども向け」なので、本記事でお話しするコロンブスの成功の裏側はほとんど触れられておりません。

そのため、まずは学習漫画でコロンブスの功績を学び、その後他の書籍やネット記事で理解を深めるとよいと思います。(その本も2冊ご紹介します)

コロンブスの学習漫画
コロンブスの不平等交換
コロンブスの不平等交換の再構成文庫版

コロンブスとは何者だったのか?

コロンブスは15世紀のイタリア出身の探検家で、1492年にスペイン王室の支援を受けて大西洋を渡り、現在のアメリカ大陸に到達した人物です。

当時、ヨーロッパではアジアへの新しい航路を求めていましたが、多くの人は「西へ行けばアジアに着く」という彼の考えを信じませんでした。

それはなぜか?

理由は、「地球が丸い」という今では常識中の常識が、当時は一般に広まっていなかったからです。

 

「本当に地球が丸いのか?」という疑問は、イコール地球には〝端〟があってそれ以上行けば奈落の底に落ちてしまうということと同義。

事実、多くの人は「西へ向かうと海の果てに落ちてしまう」と恐れていたそうです。

そんな中、コロンブスは地球が丸いという理論を信じ、リスクを覚悟で航海へ出発しました。

 

勇敢すぎますよね。

「本当に新大陸があるのか?」「端に行くと落ちてしまうじゃないか?」

こんな噂が飛び交う中、「よし!出航だ!」ってなります?(笑)

地図もあり、Googleマップもあり、飛行機もある現代だとなかなかイメージがしにくいかもしれませんが、当時は尋常じゃないくらい勇気がいる挑戦だったと思います。

コロンブスの新大陸発見とその裏側

コロンブスは4回の航海を行い、結果的にヨーロッパ人によるアメリカ大陸の発見という歴史的偉業を成し遂げました。

おそらく、コロンブスに対するほとんど日本人の認識は「すごい英雄」だと思います。

 

しかし、その一方で、彼の航海が先住民たちに与えた影響は決して小さくありません。

彼の探検がきっかけで、ヨーロッパ諸国による植民地支配が始まり、多くの先住民が奴隷支配に苦しむことになりました。

そう、実は米国の先住民からすると、コロンブスは英雄どころか「植民地支配の象徴」、悪の象徴なのです……。

英雄か、それとも侵略者か?

多くの日本人の感覚するとコロンブスは、「新大陸発見の英雄」として称えられていると思います。

(僕もずっとその認識でした)

事実、彼の航海がヨーロッパにもたらした影響は計り知れず、地理的な大発見として教科書にも載っていますよね。

 

しかし、一方でアメリカの先住民にとっては、「植民地支配の象徴」として語られることが多いのも、また事実なのです。

彼の航海の結果、ヨーロッパの国々は新しい領土を求めてアメリカ大陸へ進出し、多くの先住民が土地を奪われ、文化が破壊されました。

そしてさらには、奴隷貿易が拡大するきっかけにも……。

つまり何が言いたいのかというと、

「コロンブスの業績は見る視点によって、偉業にも悲劇にもなり得る」

ということです。

歴史は「視点を変える」だけで学びが一変する

歴史の解釈は一面的ではなく、時代や立場によって変わります。

例えば、アメリカでは「コロンブス・デー」と祝われていた10月第2月曜日。

近年では代わりに「先住民の日」として、彼らの視点も尊重しようという動きを取り入れた州もあるそうです。

 

僕は今回の勉強で、歴史を学ぶときには、1つの事象について1つの視点だけで判断するのではなく、多角的な視点を持つことが大切だと強く思いました。

一つの視点だけで判断してしまうと、本当の姿を見失うことがありますからね。

これは歴史の勉強うんぬんの話ではなく、人生におけるすべてのことに応用できる考え方だと思います。

 

英雄か、侵略者か。

答えは一つではなく、その出来事がもたらした影響をしっかりと見極めることが重要ですね。

「コロンブスの卵」とは?実話や意味について

さて、話を戻しますが、あなたは「コロンブスの卵」という言葉を聞いたことがありますか?

これはコロンブスがある宴席で、卵を立てられるかと挑戦されたとき、彼は卵の底を軽く割って立てたというエピソードから生まれました。

この話は冒頭でもお伝えしたように、誰もが「そんなの簡単じゃん!」と言うようなことでも、〝最初にやる人〟には知恵と勇気が必要だということです。

(卵うんぬんの話は本記事の冒頭部分をお読みください!)

 

新しいことを成し遂げるには、少し視点を変えて工夫することが大事

文章にするとめちゃくちゃシンプルですが、コロンブスの成し遂げた功績を知ると、異常な納得感があります。

僕が感じた、現代人がコロンブスから学べること

コロンブスの功績には賛否があることは重々承知のうえ、それでも僕は、彼の生き方から学べることは多いと思っています。

特に僕が強く感じた現代人がコロンブスの生き方から学べることは、以下の3つです。

新しい挑戦には「知恵と勇気」が不可欠

 コロンブスは、多くの人が「不可能だ」と言う中で、西へ向かうという前例のない航海に挑戦しました。

「地球には端があり、西へ進みすぎると、しまいには落ちてしまうのではないか」

そう言われた当時に、周りの反対を押し切って自分の挑戦に突き進む知恵と勇気はどの時代にも必要なことでしょう。

 

「会社を辞めて、自分の夢に全力で挑戦してみたい……!」
「でも……親や友だちから反対される……。やっぱりやめよう」

自分にとっての〝未知〟に挑むとき。

そのときに必要なものは、十分な貯金でもなく、万全な知識でもなく、シックスパックに割れた腹筋でもありません。

知っていることを現実に活かす〝知恵
そして、実際に行動に移す〝勇気

たった2つなんです。

行動さえし続ければ、活路は必ずある

実はコロンブスのアイデアは、当時の常識では受け入れられませんでした。

 

資金を募ろうとも門前払い。

知恵と勇気を持ち合わせているのに、肝心な〝船〟がない。

船員を雇うお金も、長い航海に耐えうる食料や医薬、器具もない。

実際、それらの資金繰りのために年単位の時間がかかったと言います。

まるで ベンチャー企業 みたいですよね。

 

最終的にはスペインのイザベル女王に支援をしてもらい、航海に乗り出すことができたのこと。

僕たちも何かを成し遂げたいなら、自分の信念を持ち簡単に諦めない熱意こそが、シンプルにして本当に大切ことなんだと思います。

成功には「光と影」があることを知る

 コロンブスの偉業は、ヨーロッパにとっての発展をもたらしましたが、その一方で先住民たちの生活を一変させました。

どんな成功にも、必ず別の側面があります。

そしてこれは「良い・悪い」だけの話ではないと、僕は思います。

 

今日、SNSではキラキラとした成功モデルに溢れています。

「あの人すごいなぁ」
「あの人お金たくさん持ってるなぁ」
「あの人はなんのストレスもなさそうだなぁ」

キラッキラ、ギラッギラ。

すべての成功がまばゆい光に包まれているように感じますよね。

でも、実際はその裏側に、思わず後ずさりしたくなるような大きい苦難や失敗があるものです。

 

僕がこれまで出会った〝成功者〟と話していても、「ずっと順風満帆でした~」なんて人には会ったことありません。

成功の裏には、必ず失敗がある。

いやむしろ、ほとんど失敗で、ほんの少しの成功が世間に見えていると言ったほうが正しいかもしれません。

 

誰しもが〝失敗〟を避けたいものです。

バカにされるのも、ツライ思いもしたくありません。

それでも、歴史に名を遺すほどの成功を収めた偉人は、みなすべからく失敗している

安全圏に居心地の良さを覚え、挑戦を避けようとしている自分がいたら、ぜひ思い出してみてください。

僕たちも〝僕たちなりの新大陸〟を目指して、知恵と勇気を胸に進んでいきましょうね。

僕がコロンブスについて学んだ書籍

以下が今回僕がコロンブスについて学んだ学習漫画です。

ただ、どちらかというと「子ども向け」なので、本記事でお話しした「コロンブスの成功の裏側」はほとんど触れられておりません。

そのため、まずは以下の書籍でコロンブスの功績を学び、その後他の書籍やネット記事で理解を深めるとよいと思います。

コロンブスの学習漫画
コロンブスの不平等交換
コロンブスの不平等交換の再構成文庫版

本記事と同じく、歴史上の偉人から生き方を学ぶ【偉人から学ぶ】シリーズは、以下からたくさんご覧いただけます!

偉人から学ぶ
「偉人から学ぶ」の記事一覧です。

『人々に勇気を届ける作家になること』

これが今の僕にとって、最も大きな目標です。

下記4つの絵本「勇気の羅針盤シリーズ」は、その第一歩。
読者様が新しい挑戦をするときの「一歩を踏み出す勇気」の一助になればと思い、制作しました。

読んで後悔はさせない自信がありますので、ぜひご一読いただけるととても嬉しいです。

この記事を書いた人
片山翔太

●プロフィール
2000年生まれ25歳。
【出身】愛知県田原市
【在住】福岡県北九州市
【職業】作家
【得意ジャンル】物語系・エッセイ
【友だちになりたい漫画のキャラクター】ウソップ
【板チョコ】ホワイト派
【カレー】野菜ゴロゴロ派

詳しくは「プロフィールページ」からご覧いただけます。

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