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今を誠実に生きる。それが「ご先祖さまに対する最大の感謝」になる|cocoon~ある夏の少女たちより~を観て

考え方・日々の気づき


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2025年に観たアニメの中でダントツ1位でした。

 

cocoon~ある夏の少女たちより~』(原作・今日マチ子)

 

先日8月25日の23:45~から1時間、NHKで放送されたアニメです。

 

これがね………すごく考えさせられる。

 

鬼滅やジュラシックワールドみたくド派手な爆発力はないのですが、

終わった後にずーーっと考えてしまう作品。

 

シェアハウスで一緒に住んでる人にたまたま教えてもらい、本当に観てよかったと思ってます。

 

 

 

放送が終わったのが日付を超えた0:45。

案の定、ベッドに入っても寝られるわけがない。

 

僕、天井見ながら、夜中の3時くらいまで頭の中グルングルン考えてましたもん。

 

そんでもって朝起きてすぐにミスド行って、

それからもずーーーーっとノートに頭の中の思考を書き殴ってましたもん。

 

次の日にオンラインのプレゼンがあって

その資料を作らないといけなかったのですが、

「んなもんやってられるか!」と言って、

アニメを見た翌日はずっと思考をノートにまとめて……

 

そんで今、「とにかく今日(ブログ)アップしよう!」と意気込み、

キーボード叩き割る気かってくらいの勢いでタイピングしてますもん。

 

 

なにが言いたいのかと言うと、

それくらい考えさせられる作品ということです。

 

 

 

原作の舞台は、太平洋戦争(1941~1945年)の沖縄。

もう80年も前のことです。

 

2000年生まれの僕は「戦争」と言う言葉は知っていても、その実情はまったくわからない。

社会の授業で習っていたけど、当時の人の〝想い〟がどんなものだったか、考えたこともなかった。

 

この記事では、作品の内容についてはほとんど触れません。

それは実際に観てほしいからです。

 

この記事では、僕が本作『cocoon~ある夏の少女たちより~』から得た学び——

今を誠実に生きる。
それが「ご先祖さまに対する最大の感謝」になる

 

を、表面的ではなく、本質的なところまで深堀りしていきます。

 

本記事をとおして、自分の気持ちに正直に生きる尊さを知るきっかけとなり、ひいては一歩踏み出す勇気に繋がれば幸いです。

 

 

 

『cocoon~ある夏の少女たちより~』を観て

まず、本作を観ていない方のために、簡単にあらすじをお伝えしますね。

 

『cocoon~ある夏の少女たち~』は、

太平洋戦争・沖縄戦の中でひめゆり学徒隊と呼ばれた十代の少女たちを描いた作品です。

 

男性が兵士として戦場に駆り出される一方、

彼女たちは看護や物資運搬の役目を担い、

銃弾の飛び交う前線に送り出されました。

 

もちろん爆撃や銃撃にさらされ、多くの命が失われていきます。

 

現代のように「夢を語る」「自分らしさを追う」「やりたいことをやる」など到底考えられなかった時代。

そんな中で必死に生きた少女たちが、未来の僕たちに命の重みを伝えてくれる。

 

命のありがたみを、これでもかというほど深く実感させてくれる作品です。

 

これ以上本作の中身については触れないので、気になった方はぜひ一度ご覧いただければと思います。

 

 

 

誰かが〝苦しみ〟を肩代わりしているから、僕の今がある

ご先祖様が命をとして戦ってくれたおかげで、今の俺たちがいるんだぞ

 

子どもの頃に父から言われたような、言われてないような、くらいのレベルで聞いてきた言葉。

 

言葉にすると当たり前すぎて、

「よくあるフレーズのひとつ」として聞き流すことが多かった気がします。

 

 

けれど、『cocoon』を観たあとでは、

その「当たり前」の重さが100倍以上になって響いてきました。

 

 

この言葉ってリレーのバトンのように、

綺麗に未来へとつながれたものではないと思うんですよね。

 

未来のこととか考える余裕もないくらい、

「今日この日」を生き延びれるかどうかの日々だったわけですから。

 

やすやすとは言えませんが、

僕なら自分のことで精いっぱいになってしまうと思います。

 

 

 

実際『cocoon』に出てくる少女たちは、

夢も語れず、自分らしさも追えないまま、銃弾の飛び交う中で倒れていきました。

僕よりも若い、十代の少女たちが。

 

 

これを「犠牲」という言葉で片づけてしまうと、

どこか自分のために命を落としてくれたような傲慢さが混じってしまうし、

かといって「リレーのバトン」で例えると、あまりにもきれいすぎる。

 

だからこそ僕は「代わりに戦ってくれた」

肩代わりという表現を選んだというのを、先に伝えておきます。

 

 

今回の出版にも重なる〝肩代わり〟の構造

この肩代わりの法則(なんだそれ)

 

これね、

歴史の中や『cocoon』の中だけじゃなくて、誰しもの人生に当てはまるなぁと思ったんですよ。

 

 

 

たとえば、僕の今回の出版を見てみましょう。

 

僕の本失敗の手紙~二十歳の俺から、未来の僕へ~は、

「高校野球の最後の大会でエラーした大失敗」 が根底のきっかけになっています。

 

目の下に濃いクマができるほど、悪夢が何度もフラッシュバックしたあの苦しみ。

でも、あの苦しみから逃げずに、大学でソフトボールに挑戦した経験があったからこそ、僕は本を出版できたんです。

 

 

社会人になってからもそうです。

僕は1年でサラリーマンをやめ、自分でビジネスを始めました。

結果なんてほとんど出なかったけれど、諦めなかったから自分が納得できる生き方を貫く強さが手に入ったと思っています。

 

 

そして東京から福岡へ移住して、作家を目指すことを決意。

一度やると決めた日からは、四六時中、原稿や企画書を送り続けました。

 

もちろん、すぐにうまくいったわけではありません。

 

むしろ逆。

お祈りメールばかり届いて、正直「俺、一体なにやってんだろう……」と思うこともありました。

 

でも、そのひとりで耐え抜いた時間があったおかげで、

今は曲がりなりにも〝作家〟として、あなたに声を届けられています。

 

 

ご先祖様が苦しみを肩代わりしてくれたように、

過去の自分もまた、苦しみを肩代わりしてくれていたのです。

 

だから今の僕がいる。

 

アニメの内容とは少しそれますが、

心から、過去の自分にありがとうと伝えたいです。

 

 

 

偉人たちの偉業も同じ構造

実はこの「肩代わりの法則」

ご先祖様や自分の過去だけじゃないんですよ。

 

よくよく振り返ってみると、

歴史に名を残す偉人たちにも同じように表れているんです。

 

 

たとえば、Appleを創業した「スティーブ・ジョブズ」

彼、実は一度、自分の会社を追い出されているんです。社長なのに。

(ご存じでした?)

 

もちろん、世間からも冷たい目を向けられ、

彼自身もかなり大きなショックを受けたことだと思います。

 

でも、その苦しみを経て復活したからこそ、

僕たちは今、当たり前のようにiPhoneを使えている。

Macで仕事ができているんです。

 

 

電球を発明した「エジソン」も同じ。

彼が何千回もの失敗を繰り返し、実験を諦めなかったからこそ、

僕たちは今、夜でも明るい光の下で暮らすことができています。

 

 

今挙げたのはほんの一例で、

歴史に名を遺すような偉人は、みな大きな苦しみを乗り越えた経験という共通点を持っています。

 

そしてもう1つ共通しているのが、

人一倍の苦しみを経験し、乗り越えた人たちが、世界をよりよい方向に変えてきた

ということ。

 

 

 

スティーブ・ジョブズしかり、エジソン叱り、

変革のために奔走した坂本龍馬しかり、

長い戦乱を耐え抜き、江戸幕府を開いた徳川家康しかり。

 

彼らが人一倍……いや、何十倍もの苦しみや責任を耐え、乗り越えたからこそ、

今の安心安全、便利な世の中があるんです。

 

 

もちろん、そこには成し遂げたことの差はあるだけで、

べつに彼らが人間として価値が高いとか、そんなことは思っていません。

 

挑戦するだけが人生ではないし、

大きなことを成し遂げるだけが幸せでもないでしょう。

 

 

ただ、紛れもない事実として、

大きな苦しみに耐えた人が、世界を少しずつよくしている。

 

不可能だと思えることに挑戦し、

その過程で受ける苦しみに耐えて乗り越えた人たちが、

この世界を少しずつ豊かに、便利に変えてきたんです。

 

 

安心安全、便利で豊か、

命の脅かされる危険のない平和な時代に生まれたからこそ、

僕たちは、そのありがたみに感謝しなければいけません。

 

どこまでいっても綺麗ごとに聞こえますが、

僕は今回『cocoon』を観て、本心から思いました。

 

 

 

未来の自分に感謝される生き方

さてさて、だいぶ話がヘヴィーでどんよりしたものになりましたが………。

 

結局伝えたいことは、冒頭に述べたとおり。

今を誠実に生きる

 

ただ、それだけ。

というか、これしかないんです。

 

この記事では、戦争のことや、命のありがたみなど、

抽象的かつ精神的なことをたくさん話しましたが、

結局大事になるのは、これからどうするか?のみ。

 

 

ご先祖様や、過去の自分が苦しみを肩代わりしてくれたから、いまの世界がある。

それは本当にありがたいことです。

 

 

じゃあ次は、僕の、あなたの番ではないでしょうか。

 

 

世界を幸せにするとか、時代を変えるとか、

そんなデカい話をする必要はありません。

 

ますは自分に。

未来の自分ありがとうと言ってもらえるように。

 

自分の気持ちに嘘をつかず、

本心と言動を一貫するような「誠実な生き方」をしようじゃないですか。

 

 

それは大きな挑戦を続けることかもしれないし、

目の前の愛する人を大切にすることかもしれない。

 

 

今を誠実に生きる

 

 

その積み重ねこそが、未来の自分にとって1番の贈り物になり、

そして「ご先祖様たちに対する最大の感謝の形」だと、僕は思います。

 

 

以上が、僕がcocoon~ある夏の少女たち~から受け取った学びです。

昨日の今日で書いたので、かなりとりとめもない文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひとも、アニメを観てみてくださいね!!


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僕の商業出版本です。

『失敗の手紙 〜二十歳の俺から、未来の僕へ〜』

― 過去の自分を愛し、一歩踏み出す勇気を届ける物語 —

僕はこの本に出てくる「二十歳の手紙」を読んで、人生が一変しました。

読んで後悔はさせない自信がありますので、ぜひ商品ページのあらすじだけでも覗いていただけると嬉しいです。



この記事を書いた人
片山翔太

\2025年7月10日 商業出版/

●プロフィール
2000年生まれ25歳。
【出身】愛知県田原市
【在住】福岡県北九州市
【職業】作家
【得意ジャンル】物語系

コーヒーは「ブラック」一択、
チョコレートは「ホワイト派」です。

その他、詳しくは「プロフィールページ」からご覧いただけます。

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