【PR】本記事は広告を含む場合がございます

【商業出版チャレンジで得た学び③】ヒトは「感情」で動き、「理屈」で納得する

商業出版


created by Rinker
日本橋出版
¥1,760 (2025/08/25 14:11:33時点 Amazon調べ-詳細)


 

父「しょ~! お前が降りてこんとご飯が始まらんがやー!!」

 


これ、僕の父が昔からいう言葉なんですよ。

ご飯を食べるときに、「全員が揃わないとご飯が始められない」という意味。

(ちなみに僕は、家では「しょう」と呼ばれています)

 

 

今回出版活動のために1年ぶりに実家に帰って、久しぶりにこの言葉を聞いたんですよねー。

「まだ言うか」と。

 

でね、やーーーーーーーーーーっぱり、こう思うんですよ。

 

 

「なんで?」

 

 

シンプルに、なんで?

なぜ「僕が食卓に行かないこと」と「ご飯を始められないこと」がイコールになんの?

関係なくない?

 

 

たとえば「僕の誕生日で、主役が来ないと始まらない」とかならわかりますよ。

あるいは「出版祝いだから、お前が揃わないと」とかでもわかります。

 

でもさー、とくになんでもない日に、そこまで強制しなくてもよくない?

まだいろいろやることあるのよ。

 

しかもこれ、僕が反抗期とかじゃなく、たぶん弟も思ってると思うんです。

「どーゆー理屈?」って。

 

「家族全員でご飯を食べなければ、体内に仕込まれた時限爆弾が起動する」的なデスゲームに参加させられてんのってくらいこだわるんですよ、父が。

 

 

「なんで?」

 

 

………とまぁ、どう考えても〝理屈〟に合ってないと5歳の頃から思っていたのですが、

よくよく考えてみれば、此度の一連の出版活動も全然〝理屈〟に合ってないよなぁと思いました。

 

 

たぶん、理屈に合わないことって、

だいたい楽しいんですよね。

 

 

と、こんな感じで無理やりこじつけた〝理屈〟の話を、本記事ではしていきたいと思います。

 

冒頭分だけでは無益臭がプンプン漂っていますが、それでも、

「気づけば〝正しさ〟ばかり選んでる人」

「自分の〝やりたい〟にブレーキをかけがちな人」

「自分の心に正直になれないまま、理屈で生きてる気がする人」

にはお役に立てるのではないかなと思っています。

 

 

 

「やったほうがいい」ではなく「やらなきゃ気が済まない」

たとえば、僕の今回の出版。

正直、まったく理屈に合ってなかったんですよ。

 

だって考えてもみてくださいよ。

 

報われるかどうかもわからないのに、

10万文字も書いて、

企画書まで作って、

それを150社以上に送りまくる。

 

どう考えてもアホすぎるでしょ。

 

脳筋すぎるし、効率悪すぎるし、理屈に合ってなさすぎる。

そのうえ仮に出版できたところで、大きな収入になるとは限らない。

 

 

実際、僕がずっとお世話になってるビジネスの師匠からも言われました。

片山くん、いまは稼ぐ年齢。出版もいいけど、今やるべきは収入に直結することだと思うよって。

 

もう、ぐうの音も出ないほど正論。

反論の余地もないほどそのとおりだし、愛があって言ってくれてるのもめちゃくちゃ伝わってきました。

 

 

でも、それでも、

僕は出版したかったんです。

 

 

理屈だった説明なんてできません。

でも、やらなきゃ気が済まないという気持ちがたしかにありました。

 

心の中でずっと言ってるんですよ。

「いいからやらせてくれぇ!!!」って。

 

あのときの僕にとって出版は

やったほうがいいことじゃなくて、

やらなきゃ気が済まないことだったんですよね。

 

 

 

ヒトは「感情で動き、理屈で納得する」生き物

そんなこんなで何とか実現した出版。

「いやぁ、途中無理かと思ったけど出版できることになったぜ~」と安堵していたのですが、むしろ大変なのはそこからでしたね。

 

チラシ配って、学校で授業やって、手売りイベントやって、営業して……。

ほぼ毎日アタフタしてました。

 

 

「べつにわざわざ僕が体を張って売る必要なんてないのに……」

「こんなことやって、なんの意味があるんだろう……」

そう思ったときもありました。

 

いくら自分が「やってみたい!」と思ったことだったとしても、

それは決して「ラクできる」という意味ではないですからね。

 

 

でも、不思議と楽しかった。

大変だったし、すごく憂うつだったけど、楽しかった。

 

 

「いや、それってただの自己満じゃないの?」と思う人もいるかもしれません。

正直、自分でも自己満足だと思ってます。

 

自分の「やってみたい!」という好奇心に、

無理やり身内や地元を巻き込んだ、ワガママな自己満足だと思ってます。

 

 

でもね、これって実は、

人間の脳の作り」的には普通のことなんですよ。

 

 

実は、人間の脳が物事を判断するときにまず最初に働くのは、理性ではないんです。

 

最初に動くのは、本能や直感、感情をつかさどる部分。

難しい言葉でいうと「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」という部分で判断しているんですよ。

(ちなみに、理性を司る部分を「大脳新皮質(だいのうしんひしつ)」と言います)

 

つまり、やりたい」「やだって感覚が先なんです。

で、そのあとに「それっぽい理屈をつけて正当化する」って流れ。

 

これは僕が勝手に言ってるわけではなく、脳の構造上、そうなってるんですよ。

 

 

 

たとえば、「洋服を買うとき」を思い出してみてください。

「この色、似合ってるかわからんし……」
「高いし、クローゼットに服いっぱいあるし……」

って考えるのに、結局買ってしまうことありません?

 

これって、感情(本能)で「これ、好き!」って感じたあとに、

「まぁでも、仕事でも使えるし!」
「今着ている服、ちょっと古くなってきたから!」

という理屈をあとからくっつけてるんですよ。

 

簡単に言うと、人は感情で動き、理屈で納得する生き物ってことです。

 

 

僕の出版活動もまさにそうでした。

 

「本を出したい!」という感情に突き動かされて動いて、

そのあとから「これは将来役立つはず」とか「今後のビジネス活動でブランディングに繋がるはず」とか、そういう理屈を後づけしていった。

 

「なんか手売りしたい!(サインしてチヤホヤされたい……)」という感情に突き動かされて、

そのあとから「地元盛り上げるの大切じゃね?」とか「手売りのほうが一気に売れるでしょ!」とか、テキトーな理由を後付けしていった。

 

そーなんです。

そのほとんどが理屈、なんですよ。

つまり、こじつけ。

 

 

だって冷静に考えたら、

本の出版って時間かかるし、売れるかわからんし、

手売りなんて「そもそもネットや本屋で売ってんじゃねーか!」って話なんですよ。

 

 

でもね、僕は思うんです。

 

だいたい、「なんか知らんけどやってみたい!」と感情が湧くものには、

少なからず向いてる部分があるんじゃないかって。

 

逆に言えば、「感情が1ミリも動かないもの」って、

そもそも適性ゼロなんじゃないかと思うんです。

 

 

 

たとえば僕、「作家になりたい!」と思ったことは何度もあります。

でも、「ダンサーになりたい!」と思ったことは一度もありません。

 

というのも僕、「リズム感」が皆無なんですよ。

以前勤めていたスポーツクラブ会社の新人研修で「みんなでリズムに合わせて身体を動かしましょう♪」という時間があったんですが、僕だけ完全に動きがズレまくってて………。

もうね、「俺だけ違う曲で踊ってない?」ってレベルだったんですよ。

 

周りはEXILEのリズムでシャッ!シャッ!って動いてるのに、僕だけラジオ体操第二踊ってんのかってくらい。

そりゃ合うわけないですよね(笑)

 

これらの経験もあり、

100兆分の1の確率で超大手K-POPアイドルプロデューサーに「君、顔がいいからアイドルやらない?」と誘われても、「やりません」と答えると思います。

 

なぜなら、本能レベルで「やりたくない」から。

 

 

あなたに伝えたいメッセージ

さて、この記事をここまで読んでくれたあなたにも、

なにかしら理屈じゃないけど、ずっと心に引っかかってることがあるんじゃないでしょうか。

 

「ほんとはやりたいけど、反対されそうで黙ってること」

「やってみたいけど〝今じゃない〟って後回しにしてること」

「自分の気持ちに蓋をするように、あれやこれやと言い訳していること」

 

その気持ち、全部正解です。

だって人間は、感情で動く生き物なんですから。

 

「なんか知らんけど、これやってみたい!」という〝ポジティブな感情〟もあれば、

「人に反対されたくない。周りと足並み揃えたい」という〝ネガティブな感情〟があるのも、また事実だからです。

 

 

 

そしてそのネガティブな感情を少しでも減らすのが、僕の仕事です。

と言っても僕が強制連行してあなたを動かすことはできないので、やっぱりできるのは言葉で伝えるだけ。

 

やりましょう

 

ウダウダ考えてないで、まず今いる場所から少しでも動いてみましょう。

動いた結果どーなるか、とか、そんなこと考えなくていいんです。

 

どうせ大した根拠もない、ただの屁理屈なんですから。

 

それに自分で勝手に思い込んでいる〝リスク〟って、はたから見るとリスクでもなんでもないことが多いですからね。

勝手に自分が思いこんでいるだけ。

感情で「こわいなぁ」と思っていることがほとんど。

 

 

人間、どれだけ小利口ぶっても理屈だけじゃ生きられません。

感情で動いて、感情でつまずいて、感情で笑う。

 

屁理屈上等。硫黄くさくて結構。

これからも、正しさだけを追うんじゃなくて、なんかわからんけどやりたい!って気持ちに、お互い飛び込んでいきましょう。

理屈に合わないことって、だいたい楽しいですよ~。

 

 

追伸

 

……で、一応話を戻すと、

父の「しょーが降りてこんとご飯が始まらんがや!」っていうあの一言。

 

あれも完全に理屈じゃない。

感情100000000000%。

フリーザの戦闘力余裕で越えてます。

 

あるのは感情だけ。

「しょうたが帰ってきてくれて嬉しい」

「家族みんなでご飯を囲みたい」

っていう、その感情だけ。

 

ご飯だって1人で食べられるけど、

みんなが揃ってたらなんかうまい。

 

理屈ではなく感情で、

「全員揃わないと始まらんがや!」って言いたくなる気持ちが、案外1番大切だったりするのかもしれませんね。

 

でも、やっぱり最後に言いたい。

 

 

「なんで?」

 


created by Rinker
日本橋出版
¥1,760 (2025/08/25 14:11:33時点 Amazon調べ-詳細)

僕の商業出版本です。

『失敗の手紙 〜二十歳の俺から、未来の僕へ〜』

― 過去の自分を愛し、一歩踏み出す勇気を届ける物語 —

僕はこの本に出てくる「二十歳の手紙」を読んで、人生が一変しました。

読んで後悔はさせない自信がありますので、ぜひ商品ページのあらすじだけでも覗いていただけると嬉しいです。



この記事を書いた人
片山翔太

\2025年7月10日 商業出版/

●プロフィール
2000年生まれ25歳。
【出身】愛知県田原市
【在住】福岡県北九州市
【職業】作家
【得意ジャンル】物語系

コーヒーは「ブラック」一択、
チョコレートは「ホワイト派」です。

その他、詳しくは「プロフィールページ」からご覧いただけます。

片山翔太をフォローする
商業出版
シェアする
片山翔太をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました