商業出版を目指して企画書を送ったあと、 ある日の午前中に………電話が鳴る。
「〇〇出版社の△△です」
(うおお、来たーーーーーッ!!!)
………とテンションが爆上がりする一方で。
実はこの「電話対応」、けっこう緊張します。
しかもこれは〝出版が決まった後〟ではなく、まだ 〝検討段階〟
つまり、「電話対応の受け答え次第で、出版に近づくかどうかが左右される超重要シーン」なんです……!!
今回はそんな電話に備えて、 「これだけは即答できるようにしておこう!」という3つの質問を紹介しますね♬

ノープランでいくとアタフタするから、しっかり準備しておこう!
出版社との電話前にやっておきたい「3つの準備」
ポイント①|想定読者は誰ですか?
編集者から高確率で聞かれるのがこの質問。
「この本は、どんな人に向けて書かれていますか?」
この質問の真意は、
「この本ってどの市場で売れるの?」
「想定読者層は明確になってる?」
を確認しています。
出版はあくまで〝ビジネス〟
読者がいて、売れてこそ。
「出版すること」がゴールではありません。

簡単に言うと、黒字化!
だからこそ、著者である我々も〝想定読者層(ペルソナ)〟をきちんと準備しておく必要があります。
具体的には以下のように答えられるとGOOD!!
「23〜25歳の新卒1〜3年目の会社員で、キャリアアップに悩んでいる方」
「子育て中の30代主婦が、子どもの自己肯定感を育むために読む本」
「会社員から独立したばかりのフリーランスが、安定した収入を得るための営業術を学べる構成」
ここが曖昧だと、出版側も「売れる未来」を描けないので、事前にしっかり言語化しておきましょう!

原稿執筆にも役立ちますよ!
ポイント②|この本をとおして、読者に何を届けたい?
「この本の目的は何ですか?」
これもめちゃ大事。
まず、この言葉の真意は以下みたいな感じです。
「読者はこの本から何を得られるの?」
「本を読んだ後に、どんな行動や変化につながるの?」
「この本を読むと、読者の未来はどう変わるの?」
一言で言うと「〝読後の変化〟を簡潔に語れるようにしておこう」ということですね。

実を言うと、僕もここが少し曖昧でした……。
なので僕の二の舞を踏まないためにも、以下の3つの観点で整理しておきましょう!
- どんな〝気づき〟を与える?
- どんな〝行動〟を促す?
- その結果、どんな〝未来〟になる?
例えば……
*副業系*
この本は、「読者が〝好きなことで稼ぐ道もある〟と気づき、その1つとしてブログを始めることができる。そしてその結果、独立の選択肢が増え、ひいては人生の選択肢を増やすことができる」書籍です。
*投資系*
この本は、「〝知らないことこそが1番のリスク〟と気づき、少額から始めたつみたて投資で、将来のお金の不安を安心に変えていく」書籍です。
*ダイエット系*
この本は、「〝痩せることは、我慢より習慣がカギ〟だと気づき、1日10分の小さな努力の継続で、“自分を好きになる体”を作ることができる」書籍です。

「読者の未来をどう変えたいか?」を自分の言葉で伝えられると、本気度も伝わります!
ポイント③|販促はどうやってやる予定ですか?
商業出版は、書いて終わりじゃありません。
「どうやって売るか?」は、絶対に聞かれます!
もちろん、出版社も販促はしますが、
「 著者がどれだけ〝自分ごと〟として広められるか?」に越したことはないでしょう。
とくに昨今の出版不況下では、「売れること≒黒字になること」には一層シビアになっているとみたほうがいです。
実際僕もまだ売り出してはいないので、これはあくまで想定の範囲でしかありませんが、
以下が採用のプラスになることは間違いないです!
【 販促プランの一例 】
- Instagram・X・ブログなど、SNSでの発信
- メルマガ読者への告知
- オンラインセミナーやリアル講演会
- 地元イベントとのコラボ
- インフルエンサーとの対談
- 帯コメント(有名人やその道の専門家の言葉)を著名人がいるか
「出版したら○○します!」が言える人は、 編集者からの信頼も厚くなります
できれば、数字や具体例を添えるとより説得力アップ!

当たり前ですが、なんの根拠もないウソはダメですよ!
【まとめ】「電話対応=出版前の面接」だと思え!
出版社からの電話は、純粋にテンション上がります。
でもその裏側では、編集者は「採用面接」のような目線であなたを見ているかもしれません。
だからこそ、即答できるように、最低でも以下の3つの質問への答えは準備しておきましょう!
- 想定読者層
→ ターゲットを具体的に答えよう! - 書籍を通して読者に伝えたいこと
→ 読後に得られる“気づき・行動・未来”を整理! - 販促戦略
→ 著者としてどう動けるかをアピール!
これを事前に“自分の言葉”で答えられるようにしておけば、 チャンスをしっかりつかむ準備はバッチリです!
「えーっと……」と詰まりすぎないように、 答えを紙に箇条書きにしておくのもおすすめです!
出版の道は、想いを伝えた先に開かれる!
あなたらしく、堂々と語れる準備をしておきましょう♬
最後までお読みいただきありがとうございました!
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