〝本物の夢〟の正体……そーゆーことだったのか………。
〝本物の夢〟とはなにか?
〝本物の夢〟を見つける方法とは?
〝本物の夢〟に必要不可欠な「〇〇み」とは—?
本書を読んで、僕自身改めて、夢や目標を再定義できました。
これまで読んだ本の中でも5本の指に入るほど、濃く、深い納得感を得ることができました。
本書を寝る前の深夜0時半ごろに読んでいたのですが、
読了後、脳が興奮しすぎてそのまま10000文字くらい原稿を執筆したくらいです(笑)
それくらい読後のエネルギーになってくれる書籍です。
将来の夢はなに?
「あなた将来の夢はなんですか?」
日本教育を受けてきた人で、この言葉をかけられたことのない人はいないと思います。
小学生のころは「プロ野球選手!」「アイドル!」「パイロット!」と即答で答えられたけど、
中学~高校~大学~社会人となるにつれ、徐々に答えられなくなっていく……。
しまいには〝夢〟なんてものは選ばれた人間にしか関係のないことで、
僕みたいな凡人は日々の仕事をやるだけで精いっぱいだ。
ほとんどの人は、おおよそこんな感じで〝夢〟から離れていくのではないでしょうか。
なにを隠そう、僕自身がこのような流れで〝夢〟を見失っていたからです。
夢を持たなければ楽しく生きられないわけでもありません。
夢を持てば、必ずしも幸せになれるわけでもありません。
でも、〝本物の夢〟があることで、人は未来に希望を見出せる。
勇気を出して、自分の人生の意味を見出すことができる。
僕は、著書『夢をかなえるゾウ0—ガネーシャと夢を食べるバク』を読んで、
改めて〝自分がかなえたい本物の夢〟と向き合えた気がします。
本記事は「本の要約」というより、
「僕が『夢をかなえるゾウ0—ガネーシャと夢を食べるバク』から学んだこと」を、綴っていこうと思います。

〝夢〟という言葉を聞いて悶々とする人には、ぜひおすすめの一冊です!
『夢をかなえるゾウ 0』
【著者】水野 敬也
【タイトル】夢をかなえるゾウ 0—ガネーシャと夢を食べるバク 【出版社】文響社
【出版日】2022.05.19
【この本がおすすめの人】
夢や目標がなく、かといって本心では「このままではダメだ」と思っている人
『夢をかなえるゾウ』シリーズは有名すぎて、普段読書をしない人でもその名がわかるほどの名作。
今さら僕が解説するまでもありません。
しかし、こと「現代の」「20代の」「社会人」というテーマで絞ったときに、
僕なりの考えを加えて本書の魅力を伝えられると思ったので、ちょっくら綴ろうと思います。
まず、本作『夢をかなえるゾウ 0』は、これまでの夢ゾウシリーズとは、少しコンセプトが異なります。
それは、肝心な夢をかなえるはずの主人公に「夢がない」ということ。
これはガネーシャ(夢をかなえる神様)もビックリ仰天。
「えー! お前、そもそも夢持ってないんかーい!!」と、しょっぱなから詰んでる状態だったのです(笑)
これまでの1・2・3・4作の主人公は、なにかしら夢・目標・欲望を持っていましたからね。
今作の主人公は、ガネーシャにとってある意味「強敵」だったわけです。

僕も「そうきたか!」と思いました
〝夢〟なんて、べつにいらない
して、今作の主人公なのですが……。
個人的に「現代(とくにZ世代)の若者」をモチーフにしているのではないかなと思いました。
昨今、現代の若者に対して、
「夢がない」
「向上心がない」
「成長意欲が低い」
と書かれたメディアニュースや記事を多くみるようになりました。
とくに最近では〝夢ハラスメント〟なんて言葉も出てきて、
「少年よ、大志を抱け」的な考えはもはや御法度的な風潮も出てきましたからね。

最近はいろんな「ハラ」が出てきてますよね……
大前提、夢は、必ずしもないといけないわけでもありません。
べつに夢なんてなくても、楽しく、幸せに生きられますからね。
衣・食・住が整いすぎた現代、わざわざ苦労して夢を追う必要なんてないのです。
夢がある人・ない人。
ここに優劣はないですし、もちろん善悪もありません。
「価値観の違いだよね」で済ませれば一発で解決する、議論する必要すらないお話です。
……でも、どうでしょう。
それって本当にその人のためになるんですかね?
もっと言えば、日本のためになるんですかね?
僕は「ならない」と思います。
なぜなら、「現代はめちゃくちゃ〝執着〟を生みやすい環境だから」です。
もう少し簡単に言うと「〝嫉妬〟や〝劣等感〟を生みやすいから」です。
SNSやYouTubeが当たり前になったことにより、
僕たちはいろんな〝成功者〟と呼ばれる人の生活を疑似体験できるようになりました。
そしてこれには良い側面もあれば、悪い側面もあります。
「あの人はあんな豪邸に住んでる」
「この人は毎日こんな高級な肉食ってる」
「同世代のあの子には、たくさんのファンがいて羨ましい……」
こんな感じで、会ったこともない他人の生活を見て、嫉妬や劣等感を感じてしまうんですよね。
そんでもって、ちょっとでも失敗しようものならSNSで袋叩きにされる。
終わったコンテンツ〝オワコン〟になるどころか、〝失敗者〟の烙印を押されたらたまったもんじゃありません。
「だったらわざわざリスクを冒して〝夢〟なんて追いかけずに、毎日をご機嫌に過ごせばいーじゃん。ネトフリでいくらでも映画観れるし、それでじゅうぶん楽しいよ」
となるわけです。
まぁこれは僕なりの考えや偏見が多分に含まれているので、すべての若者がこう考えているってことは、さすがにないと思いますよ。
ただ、平均的な意見として。
なにより、こんな自分に酔いしれたナルシストブログの記事を読んでくださっているあなた自身が、どこか心あたりを感じているのではないでしょうか。

人間には根本として、「さらに上を目指したい」という成長意欲がありますからね。
あなたが挑戦を続ける〝姿〟は、必ず誰かのためになっている
たしかに、「夢を持つこと」「夢を追いかけること」が、必ずしも豊かな生活をもたらしくれるわけではないのかもしれません。
終わりなき経済成長が本当に必要なのか、それもさだかではありません。
日本に限ってみてもまだまだ課題はたくさんあるし、夢どころか貧困に苦しむ人たちもいる。
あなたが夢をかなえるために挑戦した〝結果〟が、必ずしも誰かのためになるわけではないのかもしれない。
それでも、あなたが夢をかなえるために挑戦を続ける〝姿〟は、必ず誰かのためになっている。
必ず、誰かの「一歩踏み出す勇気」の一助になっている。
リスクや失敗を覚悟で挑戦を続けている
ただそれだけで。
たったそれだけで、誰かの勇気になっているんです。
僕もこれまで—とくにビジネスの場面で—「挑戦する人」を見て、たくさんの勇気をもらってきました。
「よし! 俺も負けてらんねぇ!」と、エネルギーをもらってきました。
ノウハウ・テクニック。
こんなものが焼肉屋でもらえるミントガム程度の「オマケ」に思えるほど。
たくさんの〝勇気〟と〝挑戦する力〟をもらってきたのです。
それに日本全体で見ても、「なにかに挑戦する人」が増えたほうがいい気がするんですよね。
だって、日本人の誰かが「タイムマシン作ります!」って言って本当に作ったら、100%国としての地位が上がるじゃないですか(笑)
まぁまぁ、最初から「日本全体」とか、そんな広いことは考えなくてもいいと思います。
でももし、「夢はないけど、なんかこのままじゃ嫌だ!」と感じている人は、
ぜひ一度〝誰かのためになる〟という気持ちをもって、夢を探してみてはいかがでしょうか。
そして、本記事の冒頭でご紹介した『夢をかなえるゾウ 0』も、きっとあなたの〝夢探し〟の助けになってくれるはずです。
— P.S.—
めちゃ余談ですが、今の僕の夢は『人々に勇気を届ける作家』になることです。
ただ………。
これ、なにがどうしたら〝達成〟になるのか、自分でもよくわかっていない状況でして……。
なんか具体的な数字にしたいので、「2025春に商業出版予定の小説の販売部数とかよさそう!」って今のところ考えてます。
まぁこれも決まったら、また記事にしようと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします(笑)
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!
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