
\この記事で得られること/
★ 僕が「企画持ち込みから商業出版を達成するため」にやったこと
★ 実は簡単! シンプルな3ステップ
★ 商業出版に辿りつく2つのルート
「商業出版って、本当に実現できるの?」
書店に自分の本が並ぶ──そんな夢を描く方も、多いのではないでしょうか。
僕自身も、鼻水垂れ流した小学生の頃からずっとその夢を胸に抱いてきました。
そして今回! なんと!!
ありがたいことに、ついに商業出版が決まりました~!!!
感極まりすぎて涙腺が完全崩壊しそうです……!
ずっと夢見てきた商業出版。
新人賞やコンテストに応募しているだけではムズムズしてしまい、「企画持ち込み」を踏み出した結果、此度の出版が決定しました。
もちろん、特別なコネがあったわけでも、有名だったわけでもありません。
SNSなんて1000人ちょっとの弱小アカですし、
「たまたま道に迷っていた人を助けたら出版社の社長だった」という、フィクションあるあるパターンでもありません。
「どうすれば出版にたどりつけるか?」を地道に調べ。
ときには実績者(商業出版経験者)に聞き。
そしてとにかく動き、準備を進めてきた結果、チャンスをつかむことができました。
この記事では、そんな僕が実際にやってきた「商業出版までの3つのステップと2つのルート」をご紹介します。
これから出版を目指す方にとって、少しでも参考になることがあれば嬉しいです。

まずは全体像をザックリ把握しよう!
企画持ち込みで商業出版をかなえる『シンプルな3ステップ』
Step①|原稿を書く
ネット上では「企画書だけでもOK」なんて話もありますが、個人的には原稿があると強いと思ってます。
「原稿を送っても読まれない」
「編集者はそんなに暇じゃない」
「素人の原稿なんて送るほうが迷惑だ」
調べていく中で何度もこのような言葉に遭遇し、そして「たしかにね」と納得するところもありました。
でもね、僕はもっともっと極めてシンプルなことを伝えたいんです。
「原稿があるか・ないか」
どちらが選考に有利に働くかと言われたら、どう考えても前者「原稿がある」ほうじゃないですか?
「原稿がないほうが有利に働く」という逆はないと思うんですよ。
しかも今の時代、
ほとんどがデータ送信で物理的に邪魔になることなんてないですからね。
原稿があるほうが出版社の方も判断しやすいし、実物があるほうが信頼されやすいと思います。
もちろん、「企画書」がある前提での話ですが、原稿を書ける場合は書きましょう!

あまり逆張りしないほうがいいかも!
Step②|企画書を作る
とはいえ、「原稿を全部読んでもらえる」と思うのは、さすがに傲慢でしょう。
編集者の方は、比較的お忙しい仕事の部類に入ると思うので……。
だからこそ!
『企画書』がとても重要なんです!!
ポイントは以下の4つ!
- 見やすい
- 簡潔
- 独自性がある
- この本を出すメリットが明確(←これ超大事!)
企画書は、いわば〝プレゼン資料〟みたいなもの。
忘れてはいけません。
商業出版はれっきとした〝ビジネス〟なんです。
- どんなターゲットに向けて
- どんな悩みを解決できるのか
- なぜ今このテーマなのか?
- 自分はなぜそれを書くのか?
- 出版社がその本を出すベネフィット(利益・恩恵)は?
このあたりを言語化しておくことで、
出版社側も「この人と一緒に仕事できるかどうか?」を判断しやすくなります。
あと、意外とお粗末になりがちなのが「実績やSNSの発信力」です。
フォロワー数がめちゃ多い必要はないけど、「すでにある程度の読者がいる」と見なされるだけでも心象は変わってきます。
SNSをやっている場合は、書いておきましょう!

「相手に勝たせる」の精神ですね!
Step③|原稿と企画書を送る
準備ができたら、いざ提出!!
各出版社のHPに記載された方法(郵送 or Web)に従って、丁寧に送ればOK。
送るときのマナーとしては、以下のとおり。
- HPの指示通りに送る
- 原稿は冒頭15ページほどにまとめる(郵送の場合)
- Web応募では文章を長くしすぎない
- ジャンルが明らかに合わない出版社には送らない
- 返信がなくても催促しない
ここは変に色を加えず、相手方の迷惑・手間を省けるようにする心遣いをするだけでしょう。
ちなみに僕は、「出版社がどんな本を出しているか?」を事前に鬼リサーチしておきました(笑)
これをやるだけで、採用率はグッと上がります!
たとえば、ビジネス書を多く出している会社にラブロマンス小説を送る……..なんてのは、ちょっとズレてますよね(笑)

意外と出版社によって、取り扱うジャンルが違うんですよ~
【図解】3ステップ
本を出したい人は必ず知っておくべき『2つの商業出版ルート』
実は、商業出版へのルートはそんなに多くありません。
ちゃんと調べていくと、主に『2つのルート』しかないんです。
ルート① |公募(コンテストや大賞への応募)
いわゆる「〇〇大賞」「〇〇新人賞」などのコンテストに原稿を出す方法です。
このルートにおけるおすすめのジャンルは、以下のとおり。
- 小説(フィクション)
- ノンフィクション
- ミステリーなど物語系
公募の魅力は「受賞すれば一気に道が開ける」こと。
たとえ実績がなくても、賞を取れば書店で目立つし、出版社とのつながりもできやすくなります。
ただし! 倍率が高いのは覚悟しておきましょう!
真剣に挑戦しつつも、過度な期待はせずに楽しむ気持ちが大事です♬

実は僕も、何度も応募したことがあります(笑)
ルート②|企画持ち込み(出版社に提案する)
僕が実際にやったのはこっち。
『企画持ち込み』
簡単に言うと、「この企画、どうっすか?」と営業をかけにいくようなものです。
こっちのルートにおすすめのジャンルは、以下のとおり。
- ビジネス書(投資・お金・健康・AIなど)
- 専門書(出版社によって強みあり)
なかでも、ビジネスジャンルは需要が安定していて、
ちゃんとした内容を書けば採用されるチャンスは意外とあるように感じました。
とはいえ、ノンフィクション系や物語系が通ることもあるので、
ジャンルに縛られすぎず、「自分が納得できる作品」を提案するのがベストです!
とくに物語系を書く人は、〝その作品〟を出版したい気持ちが強いと思うので!

僕もそうなので!
【図解】2つのルート
まとめ:夢は行動で叶える!
【公募】
- 物語系におすすめ
- 受賞すれば信頼&箔がつく
- 提出物は原稿だけでOK
【企画応募】
- ビジネス・専門ジャンルにおすすめ
- 内容次第で新人でも出版できる
- 「事業提案」の意識がカギ!
今回の記事では大まかな要点をまとめました。
が、何事も、最初の一歩を踏み出さないと始まりません。
僕も最初は「いや、さすがに無謀だよな……」と思っていましたが、がむしゃらにやったらできました。
本記事が、あなたの「商業出版をして、書店に自分の本を出したい!」という夢に近づくきっかけになれば、とても嬉しいです。
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